【ロサンゼルス共同】米西部カリフォルニア州のニューサム知事(民主党)は29日、人工知能(AI)モデルの大規模開発業者に対し、安全対策の公表を義務付ける州法案に署名し、同法が成立した。米メディアによると、こうした法律は全米初。ニューサム氏は昨年、類似の州法案に拒否権を行使したが、一転して賛同に回った。
ニュースサイト、ポリティコは、共和党のトランプ大統領が技術競争で中国に勝つためにAI開発を加速させていると指摘。これに対し、ニューサム氏は安全への配慮で「区別を図る」ことになるとの見方を報じた。ニューサム氏は民主党内で将来の大統領候補に名前が挙がっており、トランプ氏が敵視している。