郡山市は十三日、千葉県在住で市内に帰省した二十代の男性公務員一人の新型コロナウイルス感染が確認されたと発表した。県内の感染者は計百一人となった。男性は軽症で、市内の医療機関に入院している。
市によると、男性は千葉県内で公務員として勤務している。八日は私用で東京都内に移動し、九日まで滞在、宿泊した。十日、市内の実家に帰省するため、東京駅から新幹線(やまびこ167号、四号車自由席)を利用して午後二時二十五分、JR郡山駅に到着した。男性の家族が運転する自家用車で同駅から市内の実家に帰宅した。
十一日は外出せず実家で過ごし、十二日、症状はなかったが、首都圏に滞在していたことや人と会う機会があるため、医療機関を受診し、検体を採取した。帰宅後、発熱の症状が出た。十二日夜、PCR検査の結果、再検査の判断を受けて同医療機関で再び検体を採取した。十三日は発熱と頭痛、せきの症状が出た。PCR検査の結果、陽性と判明した。
市は実家の家族一人を濃厚接触者に認定した。十四日に検体を採取する。
■福島県内の2人退院
県内の医療機関に入院していた県内九十例目のいわき市の三十代会社員男性が十三日、退院した。県が発表した。
茨城県でPCR検査を受けて陽性と判明し、福島県の感染症指定医療機関に入院していた棚倉町の十代会社員男性も十三日、退院した。男性は福島県の感染者には含まれていない。