二十三日まで福島市の県歴史資料館で開かれている「名品展」では、市出身の作曲家古関裕而さんの生家「喜多三呉服店」の地番が載った地籍帳を紹介している。
古関さんがモデルのNHK連続テレビ小説「エール」の放送にちなんで展示した。古関さんの生家の地番は、県が土地の所有者を把握するために作成した台帳「信夫郡福島町地積帳」〈一九〇一(明治三十四)年〉に記されている。所有者の欄には古関さんの父三郎治さんの名前が記載されている。
県文化センター歴史資料課の山田英明係長は「この機会に古関さんへの理解を深めてほしい」と来館を呼び掛けている。
展示会は午前九時から午後五時(入館は午後四時半)まで。九日は休館日。
■からむし織上映会 7日まで参加募集
県歴史資料館を管理運営する県文化振興財団は二十二日、昭和村特産のからむし織に理解を深める「フィルムアーカイブズ」を開く。七日まで参加申し込みを受け付けている。