NHK連続テレビ小説「エール」で主人公・古山裕一役の窪田正孝さん、村野鉄男役の中村蒼さん、佐藤久志役の山崎育三郎さんの「福島三羽ガラス」は十日、福島市のこむこむで「エール ファン感謝祭inふくしま」の公開収録に臨んだ。三人は共演シーンを振り返りながら、撮影の苦労や役への思いを語り、「いつも熱い声援をありがとう」と県民に感謝を伝えた。
「エール」は福島市出身の作曲家古関裕而さんと妻金子(きんこ)さんを題材にした物語。福島三羽ガラスは福島の幼なじみという設定で、裕一は古関さん、鉄男は福島市出身の作詞家野村俊夫さん、久志は本宮市出身の歌手伊藤久男さんをモデルにしている。
NHKが作品の舞台となった福島県で出演者と県民の交流の場を設けようと、感謝祭を企画した。三人がそろってファンの前に立つのは初めて。約六千二百人の応募があり、抽選で選ばれた約百十人が来場した。
感謝祭の模様は二十三日午前八時十五分から、NHK総合で放送される予定。