郡山市ゆかりの男性四人組ボーカルグループ「GReeeeN」が第七十一回紅白歌合戦に企画枠で初出演する。福島市出身の作曲家古関裕而さんをモデルにした連続テレビ小説「エール」の主題歌「星影のエール」のスペシャルパフォーマンスを披露する。
GReeeeNはHIDE(ヒデ)さん、navi(ナビ)さん、92(クニ)さん、SOH(ソウ)さんの四人。郡山市で結成され、二〇〇七(平成十九)年のデビュー以来、姿を明かしていない。八月放送の特集番組「ライブ・エール」で拡張現実(AR)を使って登場した。
今回の紅白歌合戦では、「エール」で古関さんの妻金子(きんこ)さんがモデルの音を演じている二階堂ふみさんが紅組司会を務める。
GReeeeNはNHKを通してメッセージを出した。
歴史ある紅白歌合戦に出演させていただけて、うれしい気持ちでいっぱいです。
今年は本当に大変な一年となりましたが、「星影のエール」という曲で皆さんが毎朝、少しでも安らぎを感じてもらうことができていたならうれしく思います。
また、来年は東日本大震災から十年を迎え、福島で結成したボクたちとしてはこのような年の紅白に出演できることを感慨深く思っております。
来年はこの長い夜が明けて、美しい朝が迎えられるようにボクたちは音楽でエールを届けていきたいと思います。