福島市の県営あづま球場で3日に行われた第15回市町村対抗県軟式野球大会最終日は、決勝で勝負強さを見せた郡山市が須賀川市に3-1で逆転勝ちし、頂点に立った。台風19号・記録的大雨で準々決勝以降が中止となった2019(令和元)年秋の第13回大会を挟み、初代王者の郡山市は14年ぶり2度目の優勝を果たした。
郡山市は準決勝では延長九回タイブレークの末、西郷村に3-2でサヨナラ勝ちした。須賀川市は先発薄豪が無安打無得点試合を成し遂げ、福島市に快勝して3年ぶりの決勝の舞台に進んでいた。
表彰式では主催者を代表し、芳見弘一福島民報社社長が郡山市の作間利久主将に金獅子旗、大輪龍二に優勝杯、星祐太郎に賞状を手渡した。小笠原敦子県文化スポーツ局長が賞状と知事杯を贈呈した。特別協賛したリオン・ドールコーポレーション、JA共済連福島、協賛した明治から副賞が贈られた。
準優勝の須賀川市に芳見社長から賞状とトロフィーなどが贈呈された。準決勝で敗れて3位だった西郷村と福島市は準決勝後に表彰した。
閉会式では芳見社長が「これからも野球の力で県民を勇気づけてほしい」とあいさつした。