福島県郡山市は4日、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急支援給付金交付事業などで、市税滞納のため受給資格がない2事業者に誤って計70万円を給付していたと発表した。
売り上げが減少した事業者を支援する緊急支援給付金を2事業者に計60万円、感染防止対策認定店応援金を1事業所に10万円を誤給付した。一つの事業者は両方の補助金を受けた。
給付申請時に市税の納付状況を確認したが、滞納を見逃していた。2事業者ともに差し押さえられる財産などを有していない「滞納処分執行停止」となっており、市収納課は「執行停止中の事業者の確認をしていなかった。確認が不十分だった」としている。
市は2事業者に交付金の返還を求める。