福島県は新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の疑いを調べるスクリーニング検査で、直近1週間(10日~16日)に検査した検体のうちオミクロン疑いが9割弱を占めたと18日、発表した。県内で感染力の強い新変異株への置き換わりが急速に進んでいるとして、警戒を強めている。
直近1週間の検査結果は273件のうち、オミクロン株疑いが239件(87・5%)、デルタ株疑いが34件(12・5%)となった。これに対し、前週1週間(3日~9日)は116件のうちオミクロン株疑いが83件(71・6%)、デルタ株疑いが33件(28・4%)だった。オミクロン株疑いの割合は前週比で15・9ポイント増加し、9割近くまで上昇した。
県は県衛生研究所でのゲノム解析を進め、オミクロン株かどうかを確定させる。