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福島県内605人感染 1日当たり最多を大幅更新 新型コロナ(県2日発表分)

2022.02.03 09:42

 福島県は県内で605人の新型コロナウイルス感染が確認されたと2日、発表した。605人の陽性は1日までに判明した。1日当たりの新規感染者はこれまで最多だった448人(一月二十八日判明分)を大幅に更新し、初めて600人を超えた。居住地別では郡山市が146人、いわき市が122人と100人を上回るなど感染が確認された38市町村のうち34市町村で複数人の陽性が判明した。変異株オミクロン株による感染が県内各地で猛威を振るっている。

 町村部では猪苗代町が16人、三春町が15人、会津美里町が12人と10人を超えた。県はクラスター(感染者集団)の発生など学校での感染が家庭や他の職場に広がっていると分析。他の町村でも5人が4町、4人が4町村、3人が3町、2人が6町村だった。

 13市は全市で連日感染者が確認されている。新規感染者数が一桁台なのは南相馬市のみ。県は1月30日から、まん延防止等重点措置を全県に拡大したが、南相馬市は21日から県独自の集中対策を講じていた。県新型コロナ対策本部の担当者は2日、重点措置について「効果を測るのは、まだ難しい」とし、適用後10日~2週間程度は感染状況を注視する必要があるとした。

 1日現在の全療養者は3480人で過去最多を更新。このうち入院者は319人で、全療養者に占める入院者の割合「入院率」は9・2%(前日比1・4ポイント減)となり、初めて10%を切った。療養者のうち自宅療養者は1860人、療養先調整中は808人、宿泊療養施設入所者は493人でいずれも過去最多。

 県が平常時に確保している病床734床の使用率は43・5%(前日比0・5ポイント減)。入院者のうち重症者は前日から1人増えて5人となった。新規感染者605人のうち322人の感染経路が分かっていない。

 県内の感染者は累計1万4377人となった。県発表の605人の内訳は次の通り。

 ▼郡山市146人▼いわき市122人▼福島市61人▼白河市28人▼伊達市26人▼会津若松市21人▼喜多方市18人▼相馬市16人▼猪苗代町16人▼須賀川市15人▼三春町15人▼会津美里町12人▼二本松市11人▼田村市10人▼本宮市10人▼南相馬市9人▼矢吹町6人▼磐梯町5人▼会津坂下町5人▼棚倉町5人▼塙町5人▼桑折町4人▼大玉村4人▼西郷村4人▼浅川町4人▼鏡石町3人▼矢祭町3人▼石川町3人▼天栄村2人▼下郷町2人▼只見町2人▼中島村2人▼小野町2人▼川内村2人▼川俣町1人▼古殿町1人▼広野町1人▼大熊町1人▼県外2人