福島県は県内で新型コロナウイルスに感染し医療機関に入院していた70代男性の死亡と、642人の新型コロナ感染が確認されたと8日、発表した。県内の感染者は累計で4万人を超え、40317人となった。1日当たりの新規感染者数が3日連続で600人を超え、1万人単位の増加ペースは最速となった。
642人の感染は7日までに判明した。累計の感染者が3万人を超えた3月15日から、わずか24日間で4万人に達した。1万人を超えるまでには680日かかり、1万人から2万人、2万人から3万人まで増えるのはともに約1カ月だった。
県が8日に発表した新規感染者642人は前週の金曜日発表分と比べ、80人多かった。642人のうち48人は、検査をせずに保健所の医師の判断で感染したと診断する「みなし陽性」だった。642人のうち感染経路不明は374人。
7日時点の自宅療養者は3697人、宿泊療養施設入所者は535人で、ともに過去最多を更新した。7日時点の入院者は246人で、県が平常時に確保している病床743床の使用率は33・1%(前日比1・1ポイント増)。入院者のうち2人が重症となっている。
県が8日に死亡を発表した70代男性は1日に死亡した。県内の死者は累計200人となった。(感染者の概要、クラスターの発生状況は福島民報ホームページに掲載)