福島県は県内で472人の新型コロナウイルス感染が確認され、累計の感染者が5万人を突破し5万170人となったと26日、発表した。1万人単位の増加ペースは最速の19日間で、感染者が高止まっている状況が鮮明となった。県は、新型コロナに感染し県内の医療機関に入院していた70代と80代の男女3人の死亡も発表した。
新規感染者472人の感染は25日までに判明した。前週の火曜日発表分と比べて32人少なかった。新規感染者のうち13人は、検査をせずに保健所の医師の判断で感染したと診断する「みなし陽性」だった。
死亡したのは80代女性、70代男性、80代男性で今月上旬から中旬に亡くなった。
1万人単位の増加ペースは、1万人までが681日間、1万人から2万人が30日間、2万人から3万人も30日間、3万人から4万人が24日間だった。
25日現在の県内の入院者は266人。県が平常時に確保している病床743床の使用率は35・8%(前日比3・6ポイント増)となり、約1カ月半ぶりに35%を超えた。
新規感染者472人の居住地別では、郡山市が119人で最も多く、いわき市が92人、会津若松市が46人などとなっている。