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福島県内324人感染 前週比67人少なく 新型コロナ6日発表分

2022.05.07 10:06

 福島県は県内で324人の新型コロナウイルス感染が確認されたと6日、発表した。前週の金曜日発表分と比べ、67人少なかった。1日当たりの新規感染者数が前週の同じ曜日を下回るのは12日連続。

 324人の感染は5日までに判明した。このうち10人は、検査をせずに保健所の医師の判断で感染したと診断する「みなし陽性」だった。324人のうち179人の感染経路が分かっていない。324人を居住地別に見ると、郡山市が61人、福島市が60人、いわき市が52人などとなっている。

 5日時点の入院者は176人で、県が平常時に確保している病床743床の使用率は23・7%(前日比0・6ポイント増)。入院者のうち2人が重症となっている。

 県内の感染者は累計5万3750人となった。

■福島県知事「コロナ対策徹底を」 GW明けの感染再拡大懸念

 福島県の内堀雅雄知事は6日、県庁で開かれた県新型コロナウイルス対策本部員会議で、大型連休明けの感染再拡大に懸念を示し、出勤・通学前に感染防止対策を改めて確認するよう県民に呼びかけた。

 内堀知事が呼びかけた感染防止対策のポイントは【下記】の通り。内堀知事は3年ぶりに行動制限のない大型連休となっているのを踏まえ、「第7波を可能な限り低く抑え込むためにも、連休明けに感染を拡大させないことが重要だ」と対策の徹底を求めた。

 県感染症対策アドバイザーを務める福島医大感染制御学講座の金光敬二教授は直近の1日当たりの新規感染者数は一定程度落ち着いているものの、連休により医療機関が休みだったり、県民が受診を控えたりする動きがある可能性を指摘。連休明けの職場、学校、家庭で感染を広げないため、マスク着用時でも1メートル以内の近距離で長時間話す機会を避けるよう訴えた。

【大型連休明けの出勤・通学前に確認する感染防止対策のポイント】

・自宅でも来客時にマスクをしているか。換気は十分にしているか。

・帰宅時にしっかりと手洗い、消毒をしているか。

・喉の痛みや発熱があれば、出勤・登校は控え、速やかに医療機関を受診しているか。

・症状がある時に友人と会わず、誘いがあっても断っているか。