新型コロナウイルス対応のための福島県独自の「感染拡大防止重点対策」について、県は16日から、子どもに特化した対策に見直す。家庭や学校での感染を防ぐための対策の徹底を促す。期間は31日まで。
県内の新規感染者に占める子どもの割合が高い状況が続く中、家庭や学校などで、子どもの体調の変化に一層気を配るよう求める。
県民の会食や移動などの自粛については、新型コロナ対応の改正特別措置法に基づかない「基本対策」として要請する。会食は同一テーブルでの人数を4人以内とするなどの対策を講じれば、参加人数の制限は設けない。テーブル間の距離を取り、短時間にとどめ、テーブル間の移動などは控えるよう求める。
旅行などの移動は、移動先の感染状況の把握に努めるなどの感染防止対策を呼びかける。
■「子どもの感染拡大防止重点対策」のポイント
・保護者に対して、子どもの検温や体調確認を行い、少しでも症状がある場合は登校などを控えることを求める
・幼稚園や保育所、こども園では複数のクラスで行う活動の中止や延期の検討を提案する
・小学校や放課後児童クラブで会話する際のマスク着用を徹底する
・中学校や高校では活動中の身体的距離を確保し、換気や衛生管理を徹底する