福島県は新型コロナウイルス感染で県内の医療機関に入院していた男性2人の死亡と、県内で205人の新規感染を確認したと28日発表した。新規感染者数は前週の土曜日発表分と比べて196人少なかった。
死亡した2人のうち1人は90歳以上。1人は年齢非公表だが若い世代ではないという。県内の死者は累計222人となった。
205人の感染は27日までに判明した。このうち2は検査をせずに保健所の医師の判断で感染したと診断する「みなし陽性」だった。居住地別では、福島市が51人で最も多く、いわき市が36人、郡山市が32人などとなっている。206人のうち104人は感染経路が分かっていない。
27日現在の入院者は191人で、県が平常時に確保している病床743床の使用率は25・7%(前日比0・3ポイント増)。重症者はいない。
入院者を含む全療養者は2964人で、3月8日発表分以来、81日ぶりに3000人を下回った。福島県内の感染者は累計6万2999人となった。