福島県は新型コロナウイルス感染で県内の医療機関に入院していた6人の死亡と、788人の感染が確認されたと23日、発表した。新規感染者数は前週の金曜日発表分と比べて265人少なかった。
死亡が確認された6人の内訳は90歳以上の女性2人、70代男性1人、年代非公表の男女3人。いずれも8月に死亡した。年代非公表の3人は高齢者という。
県内の入院者は22日現在、225人で県が平常時に確保している病床761床の使用率は29・6%(前日比2・9ポイント減)となり、7月17日の29・9%以来、67日ぶりに30%未満となった。入院者のうち重症者はいない。
入院者、宿泊療養施設入所者、自宅療養者を合わせた県内の全療養者は22日時点で4609人。7月19日以来、65日ぶりに5千人を下回った。
788人の感染は22日までに判明した。居住地別では郡山市が194人で最も多く、いわき市が167人、福島市が115人など。788人のうち6人は、検査をせずに保健所の医師の判断で感染したと診断する「みなし陽性」だった。
県内の感染者は累計18万2709人、死者は累計266人となった。