冬場に新型コロナウイルスとインフルエンザの大規模な同時流行が発生した場合、福島県は県内で1日当たり最大約1万人の患者が発生すると想定。国の方針を踏まえ、オンライン・電話診療の拡大に向けた検討を進める。17日、県庁で開いた県新型コロナ医療調整本部会議で示した。
全国で1日当たり最大75万人の患者が発生するとした国の想定に基づき、本県の人口規模に当てはめて想定人数を割り出した。県内では新型コロナ感染の疑いがある患者らのPCR検査などを担う「診療・検査医療機関」が669カ所あり、オンライン・電話診療に対応する施設数などの拡大に向け、各医療機関と調整を進める。
リスクに応じた外来受診の対応など国の方針などを踏まえ、県内に実情に合う医療提供体制を整備する。