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12月の新型コロナ感染 月別最多の7万5493人 福島県内 クラスターも最多183件

2023.01.02 20:59
グラフ①
グラフ②

 福島県は県内で1263人の新型コロナウイルス感染が確認されたと1日、発表した。12月の感染者数は累計7万5493人となり、これまで最多だった8月の6万6622人を上回り、月別で初めて7万人を超えた。クラスター(感染者集団)の発生件数も月別最多の183件となった。

 12月の感染者を年齢別に見ると、40代が1万1396人(15・1%)で最も多かった。10代が1万1354人(15・0%)、30代が1万1135人(14・7%)、20代が7965人(10・6%)、50代が7556人(10・0%)、5~9歳が6761人(9・0%)、60代が6168人(8・2%)、70代が4269人(5・7%)、1~4歳が3335人(4・4%)、80代が3259人(4・3%)、90歳以上が1810人(2・4%)、0歳が485人(0・6%)だった。

 クラスターはこれまで、8月の172件が最多だった。

 1263人の感染は12月31日までに判明した。前週の日曜日発表分と比べて786人少なかった。


■福島県内12月のクラスター 高齢者施設が半数超

 県内で12月に発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)183件の内訳は【グラフ①】の通り。高齢者施設が103件(56・3%)と半数以上を占めた。

 医療機関が39件(21・3%)、介護施設が27件(14・8%)と続き、高齢者に関連する施設での発生が目立った。県は感染者の全数把握の見直しを受け、感染者の発生届が高齢者らに限定されている点が影響しているとみている。引き続き、各施設に感染防止対策の徹底を呼びかける方針。

 2022年に県内で確認された新型コロナ感染者数の推移は【グラフ②】の通り。2月に月別で初めて1万人を超え、8月には6万人超に急増した。9月から10月にかけて減少傾向が見られたが、11月に再び増加し、12月は7万人を超えた。