24日までの1週間に福島県内82定点医療機関で確認された新型コロナウイルスの新規感染者数は計425人で、定点医療機関当たりの感染者数は5・18人だった。県が27日、発表した。
保健所ごとの感染者数は【表】の通り。県全体の感染者は前週(11~17日)の364人より61人多かった。平均の感染者数は前週の4・44人と比べて0・74人増加した。
県は、年末年始は帰省や旅行に伴い人と会う機会が増えるとして、インフルエンザやコロナのさらなる感染拡大防止のため、場面に応じたマスクの着用、こまめな手洗いや換気など基本的な感染対策の徹底を呼びかけている。医療機関受診や救急車利用の際には、医療機関の負荷軽減のため、適正な利用を促している。
■インフル患者県内2053人 82定点医療機関前週比254人減
県は27日、県内82定点医療機関で24日までの1週間に確認されたインフルエンザ患者は2053人で、前週(11~17日)と比べて254人少なかったと発表した。定点医療機関当たりの患者数は前週から3・09人減り、25・04人となった。
定点医療機関当たりの患者数は、国の警報レベルの30人を下回っているが、依然として注意報レベルの10人を超えている。保健所別に見ると、相双が44・50人で最も多く、県南36・00人、いわき市が28・69人と続いた。
年代別の割合は10歳未満が46・4%で最多。10代は32・6%となっており、10代以下が全体の約8割を占めている。