【パリで本社報道部副部長・鈴木宏謙】パリ五輪でサッカー女子「なでしこジャパン」は28日、パリでの1次リーグC組第2戦でブラジルと対戦した。JFAアカデミー福島出身のMF谷川萌々子(19)=ローセンゴード=が終盤に初出場して2得点に絡み、2―1で逆転勝ちした。
先制された日本は後半35分に谷川、FW千葉玲海菜(25)=アイントラハト・フランクフルト、いわき市出身=を投入。谷川の突破が相手のハンドを誘い、PKを得た。主将のDF熊谷紗希(33)=ローマ=が決めて追い付き、谷川のロングシュートで逆転した。アカデミー勢ではDF古賀塔子(18)=フェイエノールト=、DF守屋都弥(27)=INAC神戸=が先発した。
初白星の日本は1勝1敗の勝ち点3とし、4チーム中2位。31日午後5時(日本時間8月1日午前0時)からの第3戦で、4位ナイジェリアと決勝トーナメント進出を懸けて戦う。
バドミントンは競技2日目の28日、混合ダブルスで東京五輪銅メダルの渡辺勇大(27)、東野有紗(27)組=BIPROGY、富岡高出身=が1次リーグC組の初戦に登場。台湾ペアに2―0でストレート勝ちして31日夜(日本時間8月1日未明)の準々決勝進出を決めた。
ハンドボール男子は29日、1次リーグA組の2戦目でドイツと対戦し、26―37で敗れた。2連敗の日本は31日午後2時(日本時間午後9時)からスペインとの第3戦に臨む。福島市出身の笠原謙哉(36)=ホルドゥル、聖光学院高出身=がリザーブ要員として登録されている。
競泳の男子200メートル自由形は28日に準決勝を行い、いわき市生まれの松元克央(27)=ミツウロコ=が全体8位の1分45秒88で決勝進出を決めた。