【パリで本社報道部副部長・鈴木宏謙】パリ五輪の自転車トラックで、古殿町出身の窪木一茂(35)=ブリヂストン、学法石川高出身=は8日(日本時間9日未明)、今大会二つ目の種目となるオムニアムに出場し、6位に入賞した。
オムニアムは中距離の4種類のレースを1日で走り、獲得した合計得点で順位を競う個人種目。窪木は最初のスクラッチで32ポイントを得て出場した22選手中、5位につけた。続くテンポレース、エリミネーションでは思うように得点を伸ばせず、3種目を終えた段階で10位となった。最終種目のポイントレースでは周回遅れによるポイントを加算するなど攻めの姿勢を貫き、6位まで順位を上げた。
窪木は2016年リオデジャネイロ大会以来、2大会ぶり2度目の五輪。リオ五輪はオムニアムに出場して14位だった。
■11日未明はマディソンに出場
今大会の窪木は個人、団体で計3種目を走る。日本チームの最年長として臨んだ男子4000メートル団体追い抜きは5日(同6日未明)の予選で敗退した。悲願のメダル獲得を目指して10日(同11日未明)に最終種目のマディソンに挑む。