一般に、体を開く動作では息を吸い、体を縮める動作では息を吐くのが基本です。今回の体操は吸気と呼気のタイミングが通常と異なり、間違えやすいため注意が必要です。この体操を行うことで胸郭の動きが改善し、呼吸がしやすくなります。また、リラックス効果も期待できます。
※体操は「呼吸筋のストレッチ体操 解説編」(本間生夫ほか、公害健康被害補償予防協会)より引用
▼両腕を上げるストレッチ
①両腕を上げ、手を頭の後ろで組みながら息を吸う。
②肘を伸ばして両腕を上へ引き伸ばし、息を吐きながら胸を張る。
▼前かがみで丸まるストレッチ
①手を組み、胸に当てながら息を吐く。
②膝を軽く曲げ腕を前に伸ばし、息を吸いながら背中を丸める。
▼胸を開くストレッチ
①手を腰の後ろで組み、息を吸う。
②肘を伸ばし、両手を後ろへ引き、息を吐きながら胸を張る。
(監修=理学療法学科教授・高橋仁美)