JAふくしま未来の梁川共選場モモ選果設備と東部広域共選場キュウリ選果設備の竣工・稼働式は14日、それぞれ現地で行われた。関係者が待望の新施設完成を祝った。
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福島県伊達市梁川町の梁川共選場は、老朽化に伴い、モモの選果設備を新設した。小型形態販売などの市場ニーズに対応し、バーコードによる荷受け作業、品種等階級のモニター表示などで作業の軽減、効率化が図られる。選果処理をこれまでの年間1000トンを上回る1200トンを計画している。
同市保原町柱田の東部広域共選場は、キュウリの新規栽培者増加に伴い、選果設備を2系統から3系統に増設した。スポットクーラーを設置して盛夏期でも鮮度や品質の保持ができ、手作業だったポリ袋装着が全自動化される。同市は夏秋キュウリ販売日本一を誇り、栽培面積拡大や販売高確保により生産者の意欲向上、所得増を図る。
それぞれの施設で行われた稼働式では、JA職員や関係者が見守る中、数又清市組合長らが選果機械のスイッチを入れた。
(県北版)