福島県いわき市のいわき地域学会代表幹事の夏井芳徳さん（６５）は書籍「シリーズ藩物語 磐城平藩」を現代書館（東京都）から刊行した。県内の書店などで購入できる。
浜通り南部地域を支配した磐城平藩の歴史について紹介している。磐城平藩が誕生し、磐城平城築城などが行われた鳥居家の時代、法律整備や新田開発が進められた内藤家時代、内藤家の次の井上家時代、幕藩体制が揺らぎ始め戊辰戦争で、落城に至るまでの安藤家の時代など、激しい変遷をたどった磐城平藩の歴史を丹念にひもといている。
夏井さんは「磐城平藩が歩んだ歴史の実相を知ることで。江戸時代の実相を知る手掛かりを得ることにもなる」と話している。
２０６ページ、税込み１９８０円。
（いわき版）