鶴ケ城天守閣（福島県会津若松市）の２０２４（令和６）年度の入場者数は５６万４８３１人で、前年度比９９・５％となった。２９日、会津若松市のホテルいづみやで開いた会津若松観光ビューロー評議員会で報告した。
２月の記録的大雪の影響で２、３両月の入場者数は大幅に減ったが、年間では小幅な減少にとどまった。台湾を中心とした外国人観光客の入場者数が３万２９７０人で過去最高となったことなどが要因とみている。２０１９年度との比較では９６・６％となっており、コロナ禍前の水準には戻り切っていない。
今年９月に鶴ケ城の天守閣再建から６０周年となるのに合わせ、多彩な催しで誘客を図る。城の歩みを紹介する企画展の開催や入場者へのプレゼント企画、市民の無料招待を実施する方針。