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畑の腐葉土に育ったカブトムシ、青葉幼稚園に贈る 精密機械部品製造の「シンコー」 福島県南相馬市

2025.07.11 15:19
贈呈に臨む(左から)田中一秀工場長、田中新社長、安川園長とカブトムシを手にする陽さん

 福島県南相馬市原町区の精密機械部品製造「シンコー」の田中新社長は、自ら耕している畑で育ったカブトムシを原町区の青葉幼稚園に贈っている。田中社長は「子どもたちを喜ばせ、地域貢献に役立てたい」と話している。

 田中社長は趣味で野菜を育て、社員らに配っている。今年初めて、畑の一角に腐葉土などを集め肥料を自作したところ、カブトムシの幼虫が自然に育った。「せっかく生まれた命を守ろう」とネットを張って鳥からの被害を防いだ。7月上旬から羽化が始まった。

 カブトムシは孫や社員に配っていたが、数が多く対応を思案していた。田中社長の長男の一秀工場長が、親交のある青葉幼稚園の安川徹園長に相談したところ「ぜひ、引き取りたい」と申し出があった。

 9日にシンコーで最初の寄贈を行った。安川園長と次男の陽さん(原町二小)が受け取った。安川園長は「各クラスで育てたい」と笑顔を見せている。

 今後、羽化したカブトムシは順次、同園に届けることにしている。

(相双版)