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真夏の暑さに負けぬ熱い戦い! 二本松城(福島県二本松市)で「水鉄砲合戦」

2025.07.28 10:38
日本百名城の二本松城を舞台に繰り広げられた水鉄砲合戦の参加者

 日本百名城の二本松城(霞ケ城)を舞台に水鉄砲を楽しみながら歴史を体感する「水鉄砲合戦~二本松城攻略戦」は27日、福島県二本松市の霞ケ城公園で開かれ、参加者が真夏の暑さにも負けぬ熱い戦いを繰り広げた。

 二本松商工会議所観光振興委員会の主催。二本松藩や二本松少年隊の歴史に触れてもらい、郷土への愛着を育んでもらおうと初めて企画した。ルールは、金魚すくいで使われるポイを頭に付け、待ち受ける「スナイパー」に水鉄砲でポイを撃ち落とされると脱落とみなされる。本丸に立てた旗を手中にした参加者が勝者となる。

 市内外から約180人が参加した。ポイが破れないように石垣や木の陰に隠れたり、気勢を上げて水鉄砲で果敢に突撃したりして、本丸の旗を目指した。敵陣深く攻め入り、待ち受けるスナイパーの水攻めをかわして反撃するなどし、大いに盛り上がった。

 優勝した二本松市の武藤秀翼さん(安達高2年)は「暑さを忘れるぐらい涼しく、歴史も肌で感じることができた。参加して良かった」と笑顔を見せた。総大将を務めた菅野京一二本松商工会議所会頭は「子どもたちに山城の魅力を感じてもらえたのではないか」と初の試みを振り返った。