福島県いわき市は市内で目撃された、熊とみられる動物を初めて「ツキノワグマ」と断定したと１日、発表した。市は入山時などは熊との遭遇に注意するよう、防災メールなどで市民に呼びかけている。
市によると、７月３１日に県職員が市川前町下桶売の県道を走行中に、道路を横切る熊と思われる動物を目撃し、市に連絡。目撃時に撮った動画の画像を提供した。市が１日、画像を基にツキノワグマと特定した。市が県に確認したところ、いわき市内での目撃情報がツキノワグマと断定されるのは初めてという。
市によると、今年度の市内での熊の目撃件数は１日までに４件となっている。