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聖光学院×山梨学院 戦力分析 2025夏の甲子園 高校野球

2025.08.12 06:00

■聖光学院 小技と機動力で勝機を

 福島大会の5試合中4試合で先行されたが、逆転勝ちした。小技や機動力を武器に勝機を広げてきた。

 チーム打率は3割4分5厘。打率5割、チーム最多6打点を挙げた4番竹内啓汰が打線をけん引する。昨夏の経験者菊地政善や勝負強い猪俣陽向、仁平大智らが切れ目のない打線を形成する。

 投手は左横手の大嶋哲平が軸になる。球速130キロ台で球に切れがあり、制球力も優れている。右腕管野蓮や左の古谷野太心ら控えの状態が勝利の鍵を握る。捕手仁平が巧みにリードしたい。

 斎藤智也監督は「山梨学院は打撃の質が高い。打ち合いに負けないようにしたい」と意気込む。


【福島大会の戦績】

▷2回戦  11―4 福島北・伊達(8回コールド)

▷3回戦   3―1 郡山商

▷準々決勝  7―2 日大東北

▷準決勝   6―5 光南

▷決勝   10―3 会津北嶺


■山梨学院 強打と二枚看板が武器

 山梨大会の4試合は33得点、4失点。安定した成績を残した。昨夏代表・日本航空との決勝は檜垣瑠輝斗と菰田陽生の継投で接戦を制した。

 チーム打率は3割8分4厘。6人が本塁打、二塁打を放ち、長打力を備える。中軸の万場翔太、下位の檜垣は打率6割。チーム最多7打点の田村颯丈郎も下位におり、打線は力強い。

 投手は二枚看板が強力だ。右腕の菰田は194センチの長身から最速152キロの直球を投げ込む。左の檜垣は山梨大会準決勝で先発し、8回を被安打4、10奪三振と好投した。

 吉田洸二監督は「チームは接戦に強い。点差がなければ勝機はある」と自信をのぞかせた。


【山梨大会の戦績】

▷2回戦  11―1 甲府東(5回コールド)

▷準々決勝 11―0 身延(6回コールド)

▷準決勝   7―0 甲府工

▷決勝    4―3 日本航空