来春の選抜大会(センバツ)につながる第77回秋季東北地区高校野球福島県大会の組み合わせ抽選会は3日、須賀川市文化センターで開かれ、組み合わせが【表】の通り決まった。大会は11日に開幕する。
連合7チームを含む68校56チームが出場する。夏の全国高校野球選手権福島大会優勝の聖光学院と準優勝の会津北嶺、秋季で県北、県中、県南、いわき、相双の各支部大会を制した福島成蹊、尚志、学法石川、磐城、ふたば未来、会津支部優勝の会津北嶺に代わり同支部2位の南会津の計8校がシードとして各ブロックに振り分けられ、2回戦から登場する。
福島市の県営あづま球場、信夫ケ丘球場、郡山市のヨーク開成山スタジアム(開成山野球場)、本宮市のしらさわグリーンパーク野球場、いわき市のヨークいわきスタジアム(いわきグリーンスタジアム)、白河市の白河グリーンスタジアムの6球場で行う。
1、2回戦の試合日と球場は4日に決まる。3回戦以降は20日からあづま球場、ヨーク開成山スタジアムで繰り広げる。決勝は28日午後0時30分から、あづま球場で。
上位3校は10月9日から15日まで、きたぎんボールパーク(盛岡市)など岩手県で開催される東北大会に出場する。
■聖光学院や支部優勝校が軸
優勝争いは秋季県大会5連覇が懸かる聖光学院や、各支部大会の優勝校が軸となりそうだ。会津北嶺が夏の全国高校野球選手権福島大会で会津勢として40年ぶりの決勝に進むなど勢力図に変化の兆しも見える中、各校の戦いぶりが注目される。
秋の県中支部を18年ぶりに制した尚志のブロックには夏16強の日大東北、只見などが入った。東日大昌平、ふたば未来も力があり、混戦模様だ。
夏8強で県北支部優勝の福島成蹊のブロックには夏8強の学法福島のほか、夏4強の光南、伝統校の磐城、会津など公立勢がひしめく。県内初の「単独廃校ルール」を使って夏に臨み、1勝した本宮は3校による連合チームとして出場する。
夏の甲子園を経験した聖光学院のブロックには実力校の白河、安積が名を連ねた。会津支部で準優勝し、シード権を得た南会津や夏16強の郡山商、いわき湯本なども上位進出を狙う。
夏準優勝校の会津北嶺は、春夏4強の学法石川、夏8強の田村としのぎを削る。小高産業技術や福島などの公立勢にも力がある。
1回戦の同支部対決は郡山東・船引・小野―郡山、会津―葵、安積―帝京安積、会津ザベリオ・喜多方桐桜―若松商、白河実―岩瀬農、二本松実―橘の6試合となった。