厚切りのステーキを焼いて、味や柔らかさなどを競うユニークな大会が6日、福島県郡山市の開成山公園で開かれる。SCA(ステーキ クックオフ アソシエーション)アジア公認大会で東北では初開催となる。優勝者は来年、米国で開かれる世界大会に日本代表「ステーキジャパン」として出場する。
大会名は「SCA ASIA アメリカンビーフ ステーキ クックオフ 福島大会」。SCA(本部は米国)は世界で初めてステーキコンテストの統一審査ルールを設けた。講習を受けた審査員が「味」「柔らかさ」「見た目の美しさ」「焼き加減」「総合評価」を採点し、合計で競う。スポーツ的な要素が人気となり、米国だけでなく、欧米などにも広まり、世界大会が開かれている。
国内でも、人気になっているキャンプやアウトドアとともに注目され、2018年ごろから毎年、東京や大阪、名古屋など全国で開かれている。年間6回ほど開催し、各優勝者が米国での世界大会に出場している。
6日は郡山市の「開成山BBQ GARDEN」を舞台に16組が熱い戦いを繰り広げる。アジア人初の世界2位となった高知県の選手や、3月に世界大会に出場した田村市常葉町の川合精肉店3代目・川合達也さんも出場する。
川合精肉店杯のラムチョップコンテストも同時開催するほか、試食コーナー、グリルなど道具の展示、アウトドア体験会も繰り広げる。入場や見学は無料。川合さんは「多くの人に楽しんでもらい、県内や東北にBBQ文化を広めたい」と意気込んでいる。時間は午前10時から午後3時まで。