福島県富岡町のワイン醸造所「とみおかワイナリー」の収穫祭が20、21の両日、同所で開かれている。ブドウの収穫体験など多彩な催しを繰り広げ、来場者が初仕込みとなった出来たての新酒を味わっている。
今月から醸造を開始したワイナリーを楽しんでもらい、応援してくれた人や地域に感謝を伝えようと初めて開催した。
発酵途中のワイン「フェダーバイザー」が提供され、来場者が微発泡でフレッシュな味わいを楽しんだ。ワイナリーツアーやキッチンカーの出店、コルク投げなどのイベント、地元の小浜風童太鼓によるライブ演奏を繰り広げている。
ワイナリーは東日本大震災の津波で流失した遠藤秀文社長の自宅跡地に建設され、今年5月に開所した。周辺のほ場では約1万6千本のブドウを栽培している。ショップやレストランも備え、復興に向けた観光・交流施設として注目を集めている。
21日は午前10時から午後4時まで各種イベントを実施する。問い合わせはとみおかワイナリーへ。