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Amateras Space株式会社、福島県・福井県坂井市の2つのアクセラレータープログラムに採択

2025.09.19 10:00
Amateras Space株式会社
次世代宇宙服開発と多分野展開を加速




次世代宇宙服技術の研究開発を進めるAmateras Space株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役:蓮見 大聖)は、令和7年度「Fukushima Tech Create」及び、福井県坂井市が推進する「新産業共創事業」の2つのアクセラレーションプログラムに採択されました。
本採択は、福島の事業では宇宙服技術を応用した「放射線環境対応型スマートスーツ」を通じて廃炉や防衛分野への展開を、福井の事業では「繊維」分野での連携を通じて宇宙服の素材開発を加速させるものです。これら両事業の連携により、当社のミッションである「人類の活動領域の拡大」を一層加速させ、地上と宇宙双方の課題解決に貢献してまいります。


福島県「Fukushima Tech Create」採択事業について
福島県では、令和7年度「Fukushima Tech Create」アクセラレーションプログラムにおいて、当社の事業「宇宙服技術を応用した『放射線環境対応型スマートスーツ』」が航空宇宙分野で採択されました。 本事業で開発する技術は、宇宙探査における放射線防護性能の高度化はもちろん、地上での多様な用途への展開を可能にします。

- 廃炉用途への貢献: 高線量のガンマ線や中性子線が存在する廃炉作業環境において、従来の重い防護服と比較して優れた運動性と高い防護性能を両立させ、作業の効率と安全性を飛躍的に向上させます。

- 防衛用途への展開: 化学兵器や放射性物質への対応、さらには防弾機能が求められる防衛分野においても、軽量で機動性に優れた防護スーツとして応用が期待されます。

- 極限環境向け汎用防護服の構想: 高温、寒冷、汚染、化学的リスクなど複合的な危険を伴う災害現場、火山地帯、極地などでの社会インフラ維持や救助活動といった分野での実用化を見据えています。



福島県でのピッチの様子


採択事業者及び県内の各団体、企業とのディスカッションの様子



福井県坂井市「新産業共創事業」採択事業について
福井県坂井市では、「繊維」と「ドローン」を重点テーマとする「新産業共創事業」において、当社は「繊維」分野で採択されました。 この採択は次世代宇宙服の開発において極めて重要な意味を持ちます。具体的には、福井県や坂井市内の企業と連携し、宇宙服に最適な有力素材の選定や、耐久性、真空・熱環境などでの素材性能試験を実施する計画です。これにより、宇宙服の技術的信頼性を確立し、デザイン性だけでなく、機能性と安全性においても世界最高水準を目指します。

本事業を通じて、坂井市のイノベーション拠点「SAKAI WEAVE」を活用しながら地域企業とのオープンイノベーションを推進し、将来的には坂井市での研究拠点設立や雇用創出にも貢献してまいります。


坂井市新産業共創事業キックオフイベントにて(前列左から)弊社 取締役兼執行役員 桶谷建央、坂井市 総合政策部 部長 西泰秀、坂井市 市長 池田禎孝、坂井市 副市長 斎野秀幸(後列左から)サイトセンシング株式会社 代表取締役社長 平林隆、金沢工業大学 教授 赤坂剛史、Amateras Space株式会社 Chief Creative Advisor 佐藤あずさ、Ensoa株式会社、北海道大学 招へい教員 高濱良



採択における今後の展望
今回の両事業への採択は、世界に通用する宇宙服ブランド確立に向けた大きな一歩です。
福島では、「放射線環境対応型スマートスーツ」の開発を通じて廃炉や防衛といった地上の喫緊の課題解決に貢献します。福井では、日本の優れた繊維技術を活かした最先端素材開発を推進します。

これらの地上での取り組みで得られる技術や知見を宇宙服開発にフィードバックすることで、月面や火星といった将来の有人宇宙探査に不可欠な技術基盤を構築します。福島県、福井県坂井市をはじめとするパートナーとの連携を深化させ、地上と宇宙、双方の発展に貢献する技術の社会実装を力強く推進してまいります。


Amateras Spaceが目指すもの

Amateras Spaceは、「精神」と「身体」の最適化を通じて、地球と宇宙の双方に新たな体験価値を届ける先端技術スタートアップです。当社は、宇宙服やECLSS(環境制御・生命維持システム)の研究開発を行い、極限環境においても人が「安全に、快適に、生きる」ことを可能にする技術の確立を目指しています。
宇宙服開発では、単なる生命維持装置にとどまらず、美意識や文化的アイデンティティを表現する「身体拡張」としての新しいウェアの姿を提案します。日本ならではの技術と美を融合し、「宇宙 × 文化 × テクノロジー」を軸に、宇宙産業を社会に根付く文化・産業へと発展させることで、「宇宙の民主化」の実現に貢献します。
将来的には、宇宙旅行や有人輸送を見据えた船内用与圧服(IVAスーツ)の開発から着手し、最終的には「小さな宇宙船」とも呼ばれる船外活動用宇宙服の実用化に挑戦します。そして、世界で評価される宇宙服ブランドの確立を目指してまいります。


会社概要
社名: Amateras Space株式会社
代表: 代表取締役 蓮見 大聖
所在地: 東京都千代田区神田猿楽町2-8-11 VORT水道橋III 9F
設立: 2024年4月
事業内容: 宇宙服の研究開発と社会実装(及び宇宙における生体情報プラットフォームの実用化)
URL: https://amateras-space.co.jp/

本件に関するお問い合わせ先
Amateras Space株式会社
Email: office@amateras-space.co.jp
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