菅首相はビッグパレットふくしまで遠藤勝也富岡町長、遠藤雄幸川内村長らと懇談した。遠藤町長らによると、菅首相は警戒区域設定や一時帰宅措置に理解を求めた上で、「国が最後まで責任を負う。双葉地方の振興を最大限バックアップする」と約束したという。
懇談は原正夫郡山市長も交え約１５分間行った。遠藤町長は「原発による町づくりはもはやできない。原発に依存しない地域振興策を」と要望。その上で「優良企業の誘致による雇用創出を図り、若い人が定住するようなまちづくりを復興計画に入れてほしい」と訴えた。菅首相は「十分に考えたい」と答えたという。
遠藤村長は「土壌などの放射線量の調査をしっかりやってほしい」と求めた。原市長は電力供給対策や経済支援、風評被害対策など七項目の緊急要望書を菅首相に提出した。
（カテゴリー：福島第一原発事故）