東日本大震災アーカイブ

合成樹脂試験散布へ 県南会津農林事務所など田島小校庭に

 県南会津農林事務所と県南会津教育事務所は21日までに、南会津町の田島小校庭の一角に土やほこりが飛び散るのを防ぐ特殊な合成樹脂を試験的に散布することを決めた。
 政府が福島第一原発の施設内のがれきや土壌に付着した放射性物質を含むほこりやちりが飛び散るのを防ぐため使用したのと同じ樹脂。天候を考慮し今月29日から5月5日までの間に実施する。
 委託を受けた須賀川市の造園業者が校庭の一角の約200平方メートルに散布し、県が施工前後で土の硬さや飛散抑止の効果などを検証する。農林事務所の担当者は「効果が実証されれば、同様の手法が県内に広がるのでは」としている。

カテゴリー:福島第一原発事故