東日本大震災アーカイブ

新校舎で希望の一歩 矢吹中入学式 震災乗り越え169人誓い新た

 矢吹町の矢吹中で19日、今年完成したばかりの新校舎で初の入学式が行われた。1年生169人が中学校生活のスタートを切った。
 矢吹中は3月11日の東日本大震災で、それまで使用していた旧校舎が大きく破損、新校舎に倒れかかる危険性が生じたため、旧校舎の解体を進めてきた。解体が進み、新校舎で学ぶ生徒の安全が確保できたことから、例年より10日以上遅れて入学式を行うことになった。
 式では箭内清和校長が「元気なあいさつを心掛け、勉強や運動に頑張ってほしい」と式辞を述べ、栗林正樹町教育長が告辞を述べた。野崎吉郎町長ら来賓が祝辞を贈った。
 在校生を代表し矢部駿幸君が歓迎の言葉を述べ、新入生代表の加藤慧也君が「震災に負けず、1日も早く立派な中学生になります」と誓いの言葉を述べた。