菅直人首相は本県を応援しようと8日、東京・八重洲の県八重洲観光交流館を訪れ、県産品の買い物をした。
富田潤也館長から県産の加工食品や工芸品の紹介を受けた。川俣シャモのささ身、とうふみそ、ニシンの山椒(さんしょう)漬、イカニンジン、洋菓子、米などを買い物かごに入れ、日本酒を試飲すると笑顔を見せて地酒一本を購入した。11点約8000円相当を自費で購入した。最後にレジの脇にあった郷土玩具「起き上がり小法師」を見つけ、手に取っていた。
買い物を終えた菅首相は「食べて、飲んで福島を応援していきたい」と話し、報道陣に「皆さんも買い物してください」と声を掛けた。
館内では湯川村産米の販売会を開催中で、菅首相が大塚節雄村長を激励する場面も見られた。大塚村長が風評被害による農作物や観光への影響を訴えると、菅首相は全力を挙げて対応することを約束し、被災者支援のボランティアらが観光地に立ち寄るような施策を考えたいと伝えた。
(カテゴリー:福島第一原発事故)