県は8日、キノコと山菜の放射性物質の検査結果を発表した。原木シイタケ(露地)4点、福島市と桑折町で採取したクサソテツ(コゴミ、露地)2点が食品衛生法の暫定基準値(1キロ当たり放射性ヨウ素2000ベクレル、放射性セシウム500ベクレル)を上回った。県は桑折町のコゴミについて関係団体などに出荷自粛を要請。県民に摂取を控えるよう呼び掛けている。
キノコは17市町村の18点、山菜は13市町村の17点を調べた。福島、南相馬、川俣、相馬の各市町の原木シイタケ(露地)が暫定基準値を超えた。
いずれも出荷制限の対象地域のため流通していない。福島市のコゴミは、すでに県が出荷自粛を要請している。
(カテゴリー:福島第一原発事故)