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県内全域土壌調査始まる 文科省、月内に2200地点

 文部科学省は6日、福島県の土壌の放射性物質の蓄積状況を示す地図作製に向け、県内の土壌調査を開始した。
 全国の大学などの協力を得て計80人の調査チームを編成し、初日は福島市や二本松市などで土壌を採取した。1地点当たり5カ所の土を取り、容器に入れて持ち帰った。
 福島第一原発から80キロ圏内は2キロ四方で1地点、80キロ圏外は10キロ四方で1地点を調べる。今月中に約2200地点の土を採取して分析し放射性物質の濃度分布を地図に示す。空間線量率も測定して地図にする計画で8月の公開を目指す。

カテゴリー:福島第一原発事故