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避難勧奨90軒指定へ 伊達市の上小国など

 東京電力福島第一原発事故により放射線量が局地的に高い「ホットスポット」の住民避難で、政府と福島県伊達市は26日までに市内4地区の住居約90軒を特定避難勧奨地点に指定する方向で最終調整に入った。指定の基準となる年間20ミリシーベルトを上回ると推計される住居を基本とし、子どもや妊婦の多い地区は基準を厳しくして選んだ。30日にも発表する見通し。伊達市と同様、ホットスポットがある南相馬市は27日に行う調査を基に指定地点を決める。

 伊達市内で指定に向けた最終調整が進んでいるのは市南西部の霊山町上小国地区(約180世帯、約560人)と隣接する霊山町下小国地区(約250世帯、約820人)が合わせて80軒程度。市東部の霊山町石田宝司沢地区(約45世帯、約150人)と市南東部の月舘町相葭(あいよし)地区(約10世帯、約40人)が各5軒程度。

 市内の地点指定をめぐっては当初、上小国、石田宝司沢、相葭の3地区が候補とされた。下小国でも線量の高い地点があることなどから同地区も含め指定する方針。

 上小国、下小国両地区はそれぞれ小国小の学区で児童が多い。妊婦や乳幼児も比較的多いため、基準より低い場所も指定する方向で詰めの協議を進めている。

 29日に正式決定し、30日にも政府が発表する。該当する世帯には7月1日に通知する見通しだが、一部地区で調査結果を精査しており、指定をずらす可能性もある。

 伊達市は政府に小集落単位の指定を求めているが、協議は難航している。政府は避難勧奨地点は住居単位での指定を原則としており、面的に指定する計画的避難区域との違いを明確にする狙いがあるとみられる。

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