福島県道路公社は27日、観光有料道路の磐梯吾妻スカイラインと磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻レークラインの放射線測定値を公表した。最大は磐梯山ゴールドラインの源橋料金所(地上一メートル)と、磐梯吾妻レークラインの中津川渓谷レストハウス(地上10センチ)の毎時0.30マイクロシーベルトだった。公社は「安心して観光できる数値」としている。
公社と磐梯吾妻観光推進協議会は風評被害を防ぐため23日から27日まで毎日1ラインを簡易放射線測定器で計測した。測定場所は磐梯吾妻スカイラインが浄土平レストハウスなど5地点、磐梯山ゴールドラインは八方台など4地点、磐梯吾妻レークラインは中津川渓谷レストハウスなど3地点。それぞれ地上1メートル、地上10センチの高さで測った。
結果は【表】の通り。公社は今後も毎日計測を続け、観光客に情報を提供する。
公社は20日、被災者らを対象に磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻スカイライン、磐梯吾妻レークライン、あぶくま高原道路の4有料道路の無料通行を開始した。また、7月16日から11月の冬季閉鎖まで、全車種を対象に磐梯山ゴールドライン、磐梯吾妻スカイライン、磐梯吾妻レークラインを無料開放する。
(カテゴリー:福島第一原発事故)