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第一原発のカバー支えるパネルを製造 白河のエムテック

 東京電力福島第一原発の原子炉建屋を覆うカバーの設置工事で、カバーを支える鋼鉄製の壁パネルを福島県白河市の鋼構造物製作会社エムテックが29日までに製造した。
 カバーは放射性物質の飛散を防ぐとされ、従業員は事故の収束を願い、作業に当たってきた。
 壁パネルは鋼鉄製のパイプを組み合わせた構造物で、縦横約20メートル、厚さ約1メートル、約20トン。原子炉建屋を囲む支柱と支柱の間に設置し、ポリエステル製シートを支える。1機当たり18枚必要。東京都心の再開発ビル工事などで実績がある同社が、高い技術を買われ、一部を大手ゼネコンの依頼を受けて製作した。
 いったん細かく分けて運び、現地で再び組み上げるため、1ミリ単位の狂いも許されない精密さが要求される。精度の検査を何度も繰り返しながら、細心の管理を積み重ねた。
 室政栄社長は「福島の危機に心を痛めていたが、福島にはそれを克服する技術があることを証明したい」と期待を込める。
 カバーの設置工事は28日に始まっている。同社の壁パネルは当初、今月に出荷する予定だったが、工期の遅れから8月にずれ込む見込みだ。

【写真】出荷を待つ巨大な壁パネル=白河市・エムテック

カテゴリー:福島第一原発事故

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