東日本大震災アーカイブ

南相馬で慰霊祭

慰霊祭で祭壇に向かって父親の遺影を掲げる征久ちゃん。後ろはかよ子さん

 東日本大震災で県内最多の五百八十九人が犠牲になった南相馬市で三日、慰霊祭が行われ、約千人の参列者が鎮魂の祈りをささげた。震災発生から間もなく四カ月。遺族らは慰霊祭を区切りに必死に前を向こうとするが、いまだ悲しみは癒えない。市内は原発事故で警戒、計画的避難、緊急時避難準備の各区域と、それ以外の四つの区域に分断されたままだ。「地域の絆を守り、安全安心なまちをつくる」...。関係者は心に誓った。

カテゴリー:福島第一原発事故