東日本大震災アーカイブ

原子炉冷却へ見通し明かす 細野担当相が来県

オフサイトセンターを視察する細野原発事故担当相(中央)ら(原子力災害現地対策本部提供)

 細野豪志原発事故担当相は三日、就任後初めて東京電力福島第一原発を訪れ、所内に新設した医療施設や、高濃度汚染水を浄化して原子炉の冷却に再利用する循環注水冷却システムなどを視察した。
 いわき市で記者団の取材に応じた細野氏は、稼働にこぎ着けた原子炉の冷却システムについて「トラブルもついて回るが、ステップ1が終わる(今月中旬)までには、かなり安定的に運転できるのではないか」との見通しを示した。作業員から熱中症の不安の声が寄せられたことなどを挙げ「最大の鍵は作業員の健康管理と放射線管理だ」と述べた。

カテゴリー:福島第一原発事故