細野氏は一キログラム当たり一〇万ベクレルを超える放射性セシウムが検出された福島市の堀河町終末処理場の汚泥処分について「国に責任がある」として、国が担う考えを示した。
佐藤知事との会談後、堀河町終末処理場で、瀬戸孝則市長らから放射性物質を含んだ汚泥の現状の説明を受けた。
高濃度の放射性物質を含んだ汚泥の処分について「非常に難しい問題で、どこでどういう処分をするかは決まっていない」とした上で、「下水はたまるばかりなので、時間に余裕があるとは思っていない」と早急に国が方針を出す考えを示した。
三日は、浪江町津島や飯舘村長泥の空間放射線量モニタリング調査地点と、同村二枚橋で実施している土地改良試験の現場を訪れる。事故収束に向けた作業が続く福島第一原発も訪ね、現場の作業員の労働環境や医療設備などを確認する。
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