福島県森林組合連合会は5日、東京電力に福島第一原発事故による損害として4月末までの損害賠償、5,627万円の賠償の仮払いを請求した。
請求額は県内20組合のうち、ふくしま中央、双葉地方、相馬地方、飯舘村の4組合の3、4月の損害を試算した。各組合は原発事故の影響で入山しての作業ができなかったという。
国井常夫会長が東京・内幸町の東電本店を訪れ、「仮払いは森林組合を維持するために必要不可欠だ」と請求書を提出。広瀬直己常務は「しっかりと受け止めて対応したい」と語った。森林組合による請求は初めて。
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