福島大は6日までに福島県内の園児や児童が抱えるストレスの実態を把握する意向調査に乗り出した。
同大共生システム理工学類の筒井雄二教授を代表に、子どもの心のストレスアセスメントチームを結成。子どもたちのストレスの現状を科学的に分析するため、幼稚園児と小学生の保護者に質問用紙を配布している。
調査は福島、郡山両市の千人を対象に実施する。8月中に結果をまとめ、国や県に改善を求める予定。
筒井教授は「福島の子どもには地震や津波による心の傷の他、外で遊べないなど抑圧された生活環境で生じる問題もある。子どもたちの心の健康を取り戻すため役立てたい」と語った。
また、合わせて子どものストレスの見極めと対処のポイントをまとめたリーフレットを作成し、調査対象者に配布している。リーフレットは福島大のホームページからもダウンロードできる。
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