平野達男復興対策担当相は6日、東日本大震災で決壊した須賀川市の農業用ダム・藤沼湖を視察した。報道陣に対し、藤沼湖の復旧には国の支援が必要になるとの認識を示した。
平野担当相は「地震そのものの被害の大きさをあらためて認識した」とした。決壊によって作付けができない農家や被災者の支援には「(湖を県営事業として整備した)県を中心に、国の後押しも必要になる」と述べた。
橋本克也市長と湖を管理する江花川沿岸土地改良区の広田勝男理事長が湖の概要や被災状況を説明した。湖が決壊し水が流れ込んだ滝、北町両地区の被災者でつくる「被災者の会」の森清道会長が決壊当時の様子を語り、十分な被災者支援を求めた。
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