東日本大震災アーカイブ

震災から5カ月 住民が暑さ対策 緑のカーテン

 猛暑が続く中、県内の仮設住宅の住民は、つる性の植物などを使った「緑のカーテン」で暑さを和らげている。

 郡山市のビッグパレットふくしまに近い仮設住宅には、緑のつるをはわせたプランターが並ぶ。NPO法人が6月に316戸にゴーヤーや朝顔などの植物を植えたプランターを設けた。住民も独自に、つるの伸びる野菜などを植栽している。

 川内村の農業大森禎造さん(83)、ケイ子さん(82)夫妻の住宅では、サヤエンドウとミニトマトのつるが約3メートルに成長した。ケイ子さんは「日よけになってくれるので、少しは助かっている」と話す。

 南相馬市や会津美里町の仮設住宅でも緑のカーテンを取り入れている。