東日本大震災アーカイブ

飯舘村民の健康づくり支援 伊達の仮設でプロジェクト

医師らに健康相談する仮設に住む飯舘村民

 伊達市の伊達東グラウンドに建設された仮設住宅に住む、飯舘村民の健康づくりを支援する「健幸プロジェクト」が始まり、3、4の両日、隣接する伊達東公民館で説明会と講演会、健康相談会が開かれている。
 仮設住宅でのストレスや血圧上昇などの健康被害を予防しようと、市と村、筑波大、同付属病院、つくば市、新潟県内の3市がチームを組み取り組む。
 村民1人1人に歩数計と血圧計を配布。毎日グラウンド内にある集会所から筑波大にインターネットを通じて数値を送り、健康管理をすることで異常の早期発見につなげる。
 集会所に体脂肪率が測れる体重計を置き、週1回の健康教室と月2回の健康相談も実施する。初日は住民約50人が集まった。菅野司郎村健康福祉課長、仁志田昇司市長があいさつした。久野譜也筑波大大学院教授がプロジェクトの仕組みを説明し、講演した。出席者は「筋力が衰えないよう、参加したい」と話していた。

カテゴリー:福島第一原発事故