国内有数の電気機器メーカー・富士電機(本社・東京、北沢通宏社長)は13日、郡山市富田町に放射線量計の校正・試験拠点となる「機器生産センター郡山分室」を開設する。市が8日に発表した。
同社の施設は県内で初めて。雇用創出などによる震災復興支援の一環で、県や市の誘致に応じた。市によると、郡山分室では同社が製造する線量計の点検や調整、試験、アフターサービスなどの業務を行う。建物は一部2階建てで、延べ床面積は343・75平方メートル、敷地面積は約500平方メートル。事務所も隣接して建てた。従業員数は20人で、開所当初や繁忙期は40人体制で操業する予定。
線量計は正しい数値を示すために定期的なメンテナンスが必要で同社は計器の需要が多い本県の調整拠点としても活用する方針。
(カテゴリー:福島第一原発事故)